運営体制と権限
前文
本文書は、やみすきーの運営体制、役割定義、権限範囲、責任分担を定めるものです。
本文書は利用規約 第5条の詳細仕様であり、利用規約に定める運営体制の具体的な実装を示します。
第1章 役割定義
第1条 管理人(Administrator)
定義: サーバーの技術的管理者であり、最終的な意思決定者。
権限:
- サーバーの技術的管理(インフラ、セキュリティ、機能追加)
- 利用規約およびモデレーション原則の改定提案
- モデレーターの任命および解任
- 最終的な判断(DAO投票による審査を含む)
- 緊急時の対応
責任:
- サーバーの安定稼働の維持
- 利用規約およびモデレーション原則の遵守
- ユーザーのプライバシーおよびセキュリティの保護
- 運営の透明性の確保
制限:
- 本文書および利用規約に定める権限を超える行為は禁止される
- 個人的な好悪に基づく介入は禁止される
- モデレーション原則に明記されていない理由による処分は禁止される
第2条 モデレーター(Moderator)
定義: 管理人から任命され、モデレーション業務を執行する者。
権限:
- 通報の審査
- 禁止事項への違反の判定
- 処分の決定(複数のモデレーターによる合議)
- 異議申し立ての審査(元の処分を決定したモデレーター以外)
責任:
- モデレーション原則の厳格な遵守
- 処分理由の明示
- 証拠の保全および記録
- 公平な判断
制限:
- モデレーション原則に明記されていない理由による処分は禁止される
- 予防的な監視または指導は禁止される
- ユーザー間の仲裁または調停は禁止される
- 個人的な好悪に基づく介入は禁止される
第3条 DAO(Decentralized Autonomous Organization)
定義: 重要な決定事項についてユーザー投票により意思決定を行う仕組み。
権限:
- 利用規約の改定の承認または否決
- 異議申し立ての最終判断
- その他重要な事項の決定
投票方法:
- Snapshot(スナップショット)を使用したオンチェーン投票
- やみすきーユーザーかつETHアドレスを紐づけられるユーザーが投票可能
決定方式:
- 賛成票が反対票を上回る場合、提案は可決される
- 投票期間は14日間
第2章 運営の範囲
第4条 運営が行うこと
運営は、以下の業務を行う。
-
サーバーの技術的管理
- サーバーの稼働維持
- セキュリティ対策
- 機能の追加・改善
-
明確な利用規約違反への対処
- モデレーション原則に明記された禁止事項への対処
- 法令違反、システム攻撃、重大な脅迫など
-
最終的な判断
- 重要な判断や異議申し立ての審査
第5条 運営が行わないこと
運営は、以下の業務を行わない。
-
ユーザー間の仲裁・調停
- ユーザー同士の問題は、ユーザー同士で解決することを原則とする
- 運営はユーザー間の紛争に介入しない
-
グレーゾーンへの介入
- 禁止事項への該当に疑義がある場合、該当しないものとする(推定無罪)
- 曖昧な理由による介入は行わない
-
予防的な監視・指導
- 問題が起きる前に介入することはしない
- 投稿前の内容審査または予防的な投稿制限は行わない
-
24時間365日の即座の対応
- 運営も人間であり、すぐに対応できないこともある
- 緊急時を除き、合理的な期間内に対応する
-
医療的判断または福祉的支援
- やみすきーは医療福祉機関ではない
- 専門的な支援が必要な場合は、医療機関または相談窓口への相談を推奨する
第6条 ユーザーへの期待
運営は、ユーザーに以下の自律的な行動を期待する。
-
自分を守る
- ブロックやミュートを積極的に使う
- やみモードのON/OFFを使い分ける
-
自律的に行動する
- 運営に依存せず、自分で判断する
- ユーザー同士で解決できることは、解決する
-
明確な違反のみ通報する
- モデレーション原則の禁止事項に明確に該当する場合のみ通報する
- グレーゾーンは通報しない
第3章 通報と処分
第7条 通報の要件
通報は、以下の要件を満たす場合にのみ受理される。
-
禁止事項への該当
- モデレーション原則の禁止事項に明確に該当すること
-
証拠の提示
- スクリーンショット、投稿のURL、ログなど、具体的な証拠を提示すること
-
自衛手段の検討
- ブロック/ミュートで解決できないか検討済みであること
-
ユーザー間の問題でないこと
- ユーザー間の紛争ではなく、明確な規約違反であること
第8条 通報の審査
通報は、以下の手続きに従って審査される。
- 証拠の確認: 提示された証拠の妥当性を確認する
- 禁止事項への該当判定: モデレーション原則に照らして判定する
- 合議: 複数のモデレーターによる合議を経て決定する
- 記録: すべての審査について、日時、理由、経緯を記録する
第9条 処分の段階
処分は、モデレーション原則 第10条に従って行われる。
- 警告
- 制限
- 一時停止
- 永久停止
第10条 異議申し立て
異議申し立ては、モデレーション原則 第13条に従って行われる。
- 処分通知から14日以内に申し立て可能
- 元の処分を決定したモデレーター以外が審査
- 審査結果は30日以内に通知
- 不服がある場合、DAO投票による最終判断を求めることができる
第4章 運営の制限
第11条 禁止される運営行為
運営は、以下の行為を行うことができない。
- 本文書、利用規約、モデレーション原則に明記されていない理由による処分
- 投稿前の内容審査または予防的な投稿制限
- 運営者の個人的な好悪に基づく介入
- 禁止事項の類推適用または拡大解釈
- 処分理由を明示しない処分
- ユーザー間の仲裁または調停
- 「雰囲気」「空気」「コミュニティに合わない」等の曖昧な理由による介入
第12条 運営者への平等適用
利用規約およびモデレーション原則は、管理人、モデレーター、ユーザーを問わず、すべての者に平等に適用される。
- 運営者も禁止事項に違反した場合、同様の処分を受ける
- 運営者であることを理由とした特別扱いは禁止される
- 運営者の違反が確認された場合、DAO投票により処分を決定する
第5章 運営の透明性
第13条 情報公開
運営は、以下の情報を公開する。
- 処分の統計: 月次で処分件数、違反条項、処分内容を公開する
- 緊急対応: 緊急対応を行った場合、24時間以内に理由を公開する
- 改定履歴: 利用規約およびモデレーション原則の改定履歴を公開する
第14条 質問への回答
運営は、以下の質問には回答しない。
- 「この投稿は違反ですか?」等の事前判断の要請
- 「どうすればいいですか?」等の個別のアドバイスの要請
- 「あの人の投稿が不快です」等の曖昧な苦情
運営は、明確な利用規約違反の通報にのみ対応する。
第6章 緊急対応
第15条 緊急対応の要件
モデレーション原則 第19条に定める緊急対応の場合に限り、運営は本文書に定めのない対応を取ることができる。
- 自殺または自傷の切迫した危機が認められる場合
- 法令に基づく要請がある場合
- サーバーの技術的存続に関わる緊急事態
緊急対応を行った場合、24時間以内に理由を公開する。
第7章 モデレーターの任命と解任
第16条 モデレーターの任命
- 管理人は、ユーザーの中からモデレーターを任命することができる
- 任命にあたっては、以下の基準を考慮する
- アカウント作成から90日以上経過していること
- 利用規約およびモデレーション原則を理解していること
- 公平な判断ができること
- コミュニティへの貢献実績があること
第17条 モデレーターの解任
-
管理人は、以下の場合にモデレーターを解任することができる
- モデレーション原則に違反した場合
- 職務を遂行できない場合
- 本人が辞任を希望した場合
-
解任にあたっては、理由を明示する
第8章 改定手続き
本文書の改定手続きは、利用規約 第17条に従います。
本文書は利用規約の下位規範であるため、以下の手続きで改定できます:
- 運営に関わるユーザー(yamisskey-dev開発部、やみすきー運営部、管理人)がSnapshotで提案し、7日間の意見聴取期間を設ける
- 反対意見が一定数を超えた場合、DAO投票に付する
- 意見聴取期間終了後、施行する
ただし、本文書の改定が利用規約と矛盾する場合、利用規約が優先されます。
付則
第18条 施行日
本文書は、2026年1月29日から施行する。
第19条 関連ドキュメント
本文書は、以下のドキュメントと併せて参照されるべきものである。
- 利用規約 - やみすきーの基本規範
- モデレーション原則 - 禁止事項と処分手続き
- 運営について - ユーザー向け運営ガイド
- プライバシーポリシー - 個人情報の取り扱い